macOS標準メールアプリをExchange接続へ変更

先進認証での利用にはmacOS 10.14 (Mojave)以降が必要です。10.13 (High Sierra)以前では利用できませんのでアップグレードする必要があります。以下の画面例はmacOSのバージョンにより一部表記等が異なることがあります。

1. 現在の設定を確認する

メールアプリを起動し、メニューの「メール」→「環境設定…」をクリックします。
上部の「アカウント」をクリックし、左から全学基本メールのアカウントをクリックします。メールアドレスが自分の全学基本メールであることを確認します。左のアカウント名の下に「IMAP」または「POP」と表示されている場合は変更が必要ですので以下の作業を実施してください。「Exchange」となっている場合は変更は不要ですのでそのままご利用ください。

2. POPの設定を変更する(アカウントが「POP」の場合)

アカウントが「IMAP」の人は「3. 古いアカウントのメールボックスを書き出す」に進んでください。

アカウントが「POP」の人でメール取り込み時にサーバからメールを削除する設定の場合、変更作業中にメールを取り込んで削除してしまう可能性があるため、設定を変更します。また「POP利用時の注意事項」をあわせてお読みください。

「メッセージ受信後にメッセージのコピーをサーバから削除」のチェックをはずします。

3. 古いアカウントのメールボックスを書き出す

念のため現在のアカウントのメールデータをファイルに保存します。

メールのメイン画面で保存したいメールボックスをクリックして選択します。Commandキーを押しながらクリックで複数のメールボックスをまとめて指定できます。指定したらメニューの「メールボックス」→「メールボックスを書き出す」をクリックします。
保存するフォルダを選んで「選択」をクリックします。何も表示されませんが、メールボックスは書き出されています。バックグラウンドで処理され、書き出し完了まで時間がかかることがあります。
書き出したメールは、2.で指定したフォルダ内の「メールボックス名.mbox」というフォルダに保存されます。「受信」→「INBOX」など、一部のフォルダは英語名に変わる場合があります。メールボックスを複数選択した場合は、その数だけフォルダができます。同じ名前のフォルダが既にあった場合には上書されず、通し番号のついた別のフォルダができます。

4. アカウントを再設定する

既存のアカウントを停止して、Exchange接続でアカウントを登録します。

メニューの「メール」→「環境設定…」をクリックします。
停止する「IMAP」もしくは「POP」アカウントを選択し、「このアカウントを使用」のチェックボックスをはずします。メイン画面のメールボックス一覧に表示されなくなりますが、アカウントデータ自体は削除されていない状態です。
macOS標準メールアプリの設定マニュアルを参照してExchange接続でアカウントを追加します。
- macOS標準メールアプリ
この状態で利用しても問題ありませんが、古いアカウントを削除することもできます。削除するアカウントを選択し、左下の「−」をクリックします。
警告画面が出ますので「OK」をクリックします。
再度警告画面が出ますので「OK」をクリックします。

5. 古いアカウントのデータを読み込む

書き出したメールボックスデータは以下の方法で読み込むことができます。

メニューの「ファイル」→「メールボックスを読み込む…」をクリックします。
読み込み画面で「Apple Mail」を選択し、「続ける」をクリックします。
書き出し時に作成された「.mbox」フォルダを選び、「選択」をクリックします。
「完了」をクリックします。
読み込まれたメールは「このMac内」の中の「読み込み」フォルダの中にあります。