OutlookアプリをExchange接続へ変更(Windows)
Exchangeでの先進認証はOutlook 2013以上が対応していますが、Outlook 2013ではレジストリの変更が必要です 。Microsoft 365 Appsの利用、もしくはOutlook 2016/2019へのアップグレードをお願いします。
1. 現在の設定を確認する
- Outlookを起動し、「ファイル」をクリックします。
- アカウント情報が表示されます。アカウントを複数登録している場合は「アカウント情報」の下の枠をクリックして全学基本メールのアカウントを選択してください。全学基本メールアドレスの下に「IMAP/SMTP」「POP/SMTP」と表示されている場合は変更が必要ですので以下の作業を実施してください。「Microsoft Exchange」となっている場合は変更は不要ですのでそのままご利用ください。
2. POPの設定を変更する(アカウントが「POP/SMTP」の場合)
アカウントが「IMAP/SMTP」の人は「3. 現在のアカウントのデータをエクスポートする」に進んでください。
アカウントが「POP/SMTP」の人でメール取り込み時にサーバからメールを削除する設定になっていると、変更作業中にメールを取り込んで削除してしまう可能性があるため、設定を変更します。また「POP利用時の注意事項」をあわせてお読みください。
- 「アカウント設定」をクリック後、表示されたメニュー一番上の「アカウント設定」をクリックします。
- 「アカウント設定」の画面で「種類」が「POP/SMTP」の物をダブルクリックします。
- 上記 2. で「POP アカウントの設定」画面が表示された場合は、「サーバーにメッセージのコピーを残す」にチェックを入れ、「サーバから削除する」と「[削除済みアイテム]から削除されたら、サーバから削除」のチェックを外し、「次へ」をクリックします。5. に進んでください。
- 上記 2. で「アカウントの変更」が表示された場合は、右の「詳細設定」をクリックします。
「インターネット電子メール設定」画面が表示されますので、「詳細設定」タブをクリックし「サーバーにメッセージのコピーを置く」にチェックを入れ、その下の2つのチェックを外して「OK」をクリックし、戻った画面で「次へ」をクリックします。テストが実行されますので、完了したら「閉じる」をクリックしてください。
- 「完了」「閉じる」等のボタンをクリックして設定画面を全て閉じてください。
3. 現在のアカウントのデータをエクスポートする
念のため現在のアカウントのデータをファイルに保存します。
- アカウント情報の画面で「開く/エクスポート」→「インポート/エクスポート」の順にクリックします。
- 「インポート/エクスポート ウィザード」が表示されますので「ファイルにエクスポート」を選択し「次へ」をクリックします。
- 「Outlook データ ファイル (.pst)」を選択し「次へ」をクリックします。
- 「エクスポートするフォルダー」で全学基本メールを選択し、「サブフォルダーを含む」にチェックを入れ「次へ」をクリックします。
- 「エクスポート ファイル名」を設定して「完了」をクリックします。
パスワードの追加は任意です。入力した場合は後で読み込む際に入力したパスワードが必要になります。ファイルを保護したい場合は入力してください。「OK」をクリックすると指定したファイルにデータが書き出されます。
4. アカウントを再設定する
Outlookでは同じメールアドレスで複数のアカウントを追加できないため、一度アカウントを削除して、再度Exchange接続でアカウントを登録します。この操作はメールサーバ上のアカウントとそのデータには影響しません。
- 「アカウント情報」画面の「アカウント設定」をクリック後、表示されたメニュー一番上の「アカウント設定」をクリックします。
- 削除したいアカウントをクリックし、「削除」をクリックします。
- 設定されているアカウントが「IMAP/SMTP」アカウントしかない場合、以下の画面が出て削除できないことがあります。この画面ではなく「続行しますか?」画面が表示された場合は 4. に進んでください。
「OK」をクリックした後、「データファイル」タブをクリックして「追加」をクリックしてください。
「Outlook データ ファイル (.pst)」をクリックして「OK」をクリックしてください。任意のファイル名をつけて「OK」をクリックすると、データファイルが作成されます。
データファイルが作成されたら「メール」タブをクリックし、2. に戻ってアカウント削除操作をしてください。 - 「続行しますか?」という警告画面が出るので「はい」をクリックしてアカウントを削除します。この操作はメールサーバ上のアカウントとそのデータには影響しません。
- Outlookアプリのマニュアルを参照してExchange接続でアカウントを追加します。
- 設定作業は完了です。メールフォルダを確認して問題なければそのままご利用ください。
5. 古いアカウントのデータを読み込む
エクスポートしたデータファイルは以下の方法で読み込むことができます。
- 「ファイル」メニューの「開く/エクスポート」で「Outlook データファイルを開く」をクリックします。
- 「3. 古いアカウントのデータをエクスポートする」の手順でエクスポートした .pst ファイルを選択します。
- 左のサイドバーに「Outlook データファイル」という項目が追加されます。
- データファイルのフォルダーを選択した際にメールが表示されず、ウィンドウ左下に「フィルター適用」と表示されている場合は、そこをクリックして「フィルター」ウィンドウを表示し、右下の「すべてクリア」をクリックして「OK」をクリックしてください。